ドラゴンズ前半戦総括

1位 45勝35敗2引き分け(2位巨人と1ゲーム差)
打率.263(4位)、本塁打75(3位)、得点361(2位)、失点319(3位)、防御率3.58(2位)

まあ、よく首位ターン出来たなというのが正直な感想ですね。
けが人云々関係なしにこれまでの4年の落合政権の中では一番形になっていないチームで全体的なバランスが悪いと思う。
打線はまったく固まらず、守備も外野が福留が抜けている今はほとんど壊滅状態ですからねぇ。
まー、巨人のありえないような失速で今の位置にいる。それに尽きるのかな。


投手陣では序盤不調&勝てなかった、川上と朝倉が勝てるようになってきたのが大きい。更に5月の救世主小笠原、ルーキー浅尾などが勝ち星を重ねてくれたのが嬉しい誤算でした。中田は大きな好不調がないものの安定感がないのが痛いところですね。その日投げてみないとわからない制球とか課題が多い分計算は出来ないがそれでもしっかり勝ち越しているあたりがこの投手の力なんだろうな。マサに関しては4月の頃はかなり状態も悪く球が走っていませんでした。その頃と比べれば良くはなっているんだろうけど、去年のキレキレのストレートと比べるとね。
中継ぎ陣は岡本の安定感が光っています。更に平井が帰ってきてから平井-岡本という繋ぎが出来るようになり7.8回は安心して見れるようになりましたよね。
更にSラミレス、グラセスキという2人の外国人が助っ人と言うほどではないけど、うまい補強になっているなと思います。絶対的な力はありませんが、大崩れするタイプではないのである程度の点差のある勝ち試合で平井、岡本、岩瀬を休ませることが出来るのは大きいです。
抑えの岩瀬は正直言って昨年までのような絶対的なストッパーとまでは呼べない状況。しかし、勤続疲労もある訳である程度の割引の中で仕事をしてもらうしかないでしょう。3点差あるなら2点まではOKくらいの感じで考えたいですね。なんだかんだ言っても代わりのストッパー等いる訳ないんですから、やはり最終回は信頼して任せるしかないですよね。


打線は荒木の怪我と不調で1.2番が固定出来ない状況が続いている中でよく戦っていますね。
5番に定着出来た森野はもちろんですが、その後ろの中村ノリの存在もかなり大きいと思います。確かに好機で凡退する場面も多いですが、去年までの打線を考えれば6番に長打力のあるノリがいるのはとても大きいです。
問題はやはりビョンかな・・・
あれはやっぱり使えないよ。いろんな意味で。。。


後半戦への展望は
まず投手陣は先発は川上、朝倉、中田、小笠原の4人を軸に山井、浅尾、吉見、山本昌あたりの調子を見てという形になるでしょう、
軸以外から救世主が現れるのであれば連覇へ向けて大きな戦力となるでしょう。
中継ぎ抑えは、岩瀬をサポートしつつという形かなぁ。
勝ちゲームでは、やはり平井と岡本。ただこの2人も案外後半戦で息切れすることがあるので、更なるバックアップが必要。
クルスと言う声もあるが、正直つらいかな。速球は確かに速いけど三振の取れる投手でもなく、甘い球が入ってくるタイプだから点差のないゲームで自信を持って出せる投手ではないと思う。おそらくはSラミレス、グラセスキの用な使い方になってくるのでは。
バックアップ要因として期待をしたいのは、先発候補でもある山井、吉見。そして鈴木、去年後半よかった久本。この辺りになってくるのかと思います。
浅尾に関しては確かに球が速くて後ろで使いたくもなるが、これまた三振の取れるタイプではない上に、ストレート、スライダー、パームといずれの球も甘く入ってくることが多いので現状中継ぎでは怖いかな。どの球にも力はあるんですけどね。彼に関しては今年は先発で頑張って欲しいと思います。


そして野手陣
まず、福留の復帰が大条件。
その上で1.2番の固定、タイロンの復調。
この辺りがキーポイントになりそう。
センターのスタメンは基本英智英智の状態が悪くなってきたらビョンって形がベストだと思います。
そして前半戦の功労者の森野とノリも夏場を乗り切れるかがポイントでこの辺りは、サードに関してはノリを中心にノリが悪いときは森野をおいてレフトには井上、レフトに関しても森野を軸に調子次第では井上にスイッチするなどの使い回しをしていくのがいいのではと思います。
という基本形態の中で若い森岡、新井、柳田、沢井、藤井などが絡んでくれば嬉しいですよね。
更には、、、堂上直倫
フレッシュオールスターを見た限りではまだキツいかなという感じもしますが、見てみたいですね。


まあ、現状首位で巨人の急降下という形ですが、やはり巨人も戦力は充分。一時独走態勢を築いただけに現状を持ち直せば強力なライバルになってくることでしょう。もちろんこのまま去年のような底なしの急降下もありえますけど^^
不気味なのはやはり阪神かなぁ。
桜井という若い力がチームに活力を与えてくれています。更にずっと不調だった金本が持ち直してきてきています。
ここにシーツ、今岡という絶不調の2人が持ち直してきたら優勝争いまで絡んでくる可能性もありそうです。
ただ、JFKの使い込みが夏場にたたりそうな感じもしますけどね。


おしらくは今後も独走体勢はあまり望めなそうで、9月の決戦になることでしょう。
8月をどう乗り切るかがポイントで出来ればゲーム差をつけての首位で、最悪首位陥落しても差のない状態で9月を迎えることが大切になってきますね。